マンゴー栽培預託で24億円 日比投資事業 暗礁に
[ 1413字|社会 (society) ] 有料元本保証、配当ストップ 投資家約400人は集団提訴も
マカティ市の日比合弁企業が、日本からの投資で始めたマンゴー栽培預託事業が行き詰まっている。「元本保証、高配当」をうたい文句に、少なくとも約四百人から二十四億円を集めたが、今年六月ごろから資金繰りが悪化し元本返済や配当がストップした。日本の警察や消費者センターには、一部投資家から「預託した元本が返ってこない」などの苦情が寄せられている。投資家の間に預託金の返還を求める集団提訴の動きが出る中、警察も商法違反などの疑いで内偵を始めた。