「ここで妻を待つ」
[ 809字|社会 (society) ] 有料空港で困窮邦人が野宿 PAL職員らが差し入れ
十一月中ごろから、マニラ国際空港第二ターミナルの国内線入り口で日本人男性(53)がTシャツにジーパン姿で「野宿」している。フィリピン人の空港職員らから食べ物や現金を差し入れてもらって飢えをしのぐ毎日。しかし男性は、「ミンダナオの実家から内縁の妻が帰って来るまでここで待つ」と、建物前から離れる気配はない。思いあまったフィリピン航空の職員が在比日本大使館に連絡したが、「だれも来なかった」という。