台風ヨランダ(30号)
[ 1478字|気象 災害 (nature)|ビサヤ地方台風災害 ] 無料台風上陸から1カ月。タクロバン市で追悼ミサ開く。ほど遠い生活再建。復興の兆しも
台風ヨランダ(30号)襲来で4千人以上の死者を出したビサヤ地方レイテ州タクロバン市で8日、犠牲者をしのぶ追悼ミサが開かれ、被災者ら約700人が参列した。参列者は、屋根の一部が壊れたままの教会で、犠牲者の冥福と、復興を祈った。台風上陸から1カ月が経過し、壊滅的な被害を受けた同市内では、露店が並び始め、交通手段が回復するなど、復興の兆しも見えている。しかし、多くの被災者は、避難所や掘っ立て小屋での生活を強いられ、がれき撤去作業によるわずかな収入で生計を立てており、被災前の暮らしを取り戻すには、ほど遠い状態だ。