偽津波情報で避難騒ぎ
[ 324字|2013.12.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ビサヤ地方に甚大な被害をもたらしたスーパー台風ヨランダ(30号)の悪夢が覚めやらぬ11月末、同地方アンティケ州で津波が来るという偽情報が流れ、住民約千人が避難する騒ぎが起きた。
同州中北部沿岸のラオアン、クラシ、サバステ、バルバサ、ティビアオ、パンダン各町などの住民の間で11月29日夜から津波情報が携帯電話の文字メールなどで流れた。台風の惨害を見て恐怖を抱いていた住民たちが高台などに一斉に避難したという。同州当局者が1日、避難した住民たちに自宅へ戻るよう説得したという。情報はフェイスブックなどでも流布したもよう。
国家災害対策本部アンティケ州事務所は「空き巣狙いの窃盗団が偽情報を流したのではないか」と推測している。(2日・スター)