香港世論調査
[ 962字|社会 (society) ] 有料香港大学による世論調査で87%が比政府に反感。バス乗っ取り事件の影響残る
香港大学はこのほど、香港市民約1千人を対象に実施した、香港を含む16カ国・地域の政府と国民・市民に対する好感度調査の結果を発表した。それによると、フィリピン政府への反感度が87%、フィリピン国民に対する反感度が41%だった。調査対象国・地域の中で、いずれもトップ。調査期間は5月20〜27日。2010年8月に首都圏マニラ市で起きた、香港出身の中国人観光客8人が射殺されたバス乗っ取り事件以降、悪化したとされる対フィリピン感情は、まだ薄まっていない。そのなかで、先月12日には、フィリピン沿岸警備隊による台湾漁船員の射殺事件が発生し、反感に拍車が掛かったとみられる。