戦闘激化
[ 925字|社会 (society) ] 有料南ラナオ州で国軍とモロ・イスラム解放戦線が戦闘、兵士18人が死傷
ミンダナオ地方南ラナオ州ムロンド町で十七日、国軍部隊とイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)とみられる武装集団が交戦し、兵士七人が死亡、十一人が負傷した。同地方北コタバト州で十日から始まった双方の戦闘で、国軍側の死者数はこれまで一人にとどまっていたが、今回、死者が一挙に七人に達した。さらに戦闘地域が南ラナオ州に拡大したことで、国軍側の対MILF攻撃がこれまで以上に激しさを増し、情勢が一段と悪化する懸念が高まっている。北コタバト州の戦闘では、国軍が不法占領地からのMILF部隊排除に成功、戦闘も沈静化したと発表したばかりだった。