前大統領がクーデター示唆か 政府「断固として対処する」
サラ・ドゥテルテ副大統領の大統領暗殺発言を契機に緊張が高まる中、サラ氏の父であるドゥテルテ前大統領が25日深夜から翌日未明に開いた会見で「政府の統治が崩れており、マルコス(大統領)を正す者もおらず、緊急の対応策もない。唯一、軍だけがこの状況を正すことができる」と発言した。軍へクーデターを促していると取れる発言に対し、ベルサミン官房長官は26日、「前大統領が国軍にマルコス大統領に対するクーデターを起こすよう明確に呼びかけたことは衝撃だ」と非難し、「政府は断固として対処する」と宣言した。