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3月20日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 612字|2017.3.20|社会 (society)|ハロハロ ]

 原っぱでツグミが集団で摂餌している。春到来の兆候だが、風がまだ冷たい。国会では森友学園問題がヤマ場を迎えている。最近の新聞やテレビは安倍政権に懐柔されて、まともなのは東京新聞ぐらいと後輩メディアウオッチャーが言っていたので年初から、購読紙を同紙に切り替えた。東京のローカル紙は確かに目線が低い。東京ディープなどという人気TV番組があるが、この新聞も東京の身近な魅力を伝えて妙である。

 驚いたのは長い連載があったこと。1984年、整理部に異動した時、記者の原稿をチェックするデスク経験が少なかったので、東京新聞の日曜版に載っていた漢字クイズで訓練した。同じ発音の漢字の誤用を見つけ正しい用語に直せという10問のクイズだった。1問がわずか2行の文章だが、当時はこれが難しくてせいぜい出来ても7、8問。全問正解が「優秀」、8問では「優良」だったと記憶している(現在、この評価はない)。なんと、この漢字クイズが33年後の今年も続いていた。以前と違って読み、書き、誤字修正と設問も3種類に増えている。

 毎週挑戦しているが、10点満点が続出している(たまに9点のこともある)。ずっと活字に関わり合ってきて、30年余の間にいくらか進歩があったということか、と納得した。2月に81歳になったばかり。亀の甲より年の功?この新聞、運勢もずっと同じスタイルを貫いている。人気があるせいだろう。日曜日の楽しみが増えた。 (紀)

ハロハロ