研究で農家支援
[ 973字|社会 (society) ] 有料大学教授を退職後、比カラバオセンターで働く藤原さん。将来はヤギ牧場運営も
比の放牧ヤギを長年研究してきた日本人研究者の取り組みが、5月にも実を結びそうだ。島根大学生物資源科学部の元教授、藤原勉さん(68)=島根県益田市=は、同大学を定年退職後、2011年8月末から比に移住し、ルソン地方ヌエバエシハ州ムニョス市にある農務省傘下の比カラバオセンターでボランティアとして働き、同センターの職員と共に水牛を持つ農家の生計向上に取り組む。藤原さんは「農家のモチベーションを上げたい」と意気込んでいる。