国籍確認訴訟
[ 1701字|社会 (society) ] 有料東京地裁、留保を定めた国籍法12条の違憲性が争われた裁判で嫡出子26人の訴え棄却
結婚した比日夫婦の間に生まれながら、出生届未提出のため日本国籍を喪失したフィリピン国籍の嫡出子(婚内子)27人が国に国籍確認を求めた訴訟の判決が23日午後、東京地裁であった。定塚誠裁判長は「3カ月間の国籍留保を定めた国籍法12条の規定は、法の下に平等を定めた憲法に違反しない」として、比在住の26人の請求を棄却した。日本在住の原告1人については、国籍法17条の規定に基づき手続きが行われていたとして日本国籍を認めた。国籍法12条に対する憲法判断は初めて。