困窮邦人望郷
[ 1338字|社会 (society) ] 有料比で刑期12年を満了した矢島隆巳さんが日本への帰国を待ち続け、望郷の念
フィリピンで十二年の刑期を満了し、約二年前に出所した日本人男性(80)が、日本への帰国実現を待ち続けている。孤独な刑務所生活から一転、今は家族に囲まれた幸せを感じているが、日本の親族、知人とは絶縁状態のため帰国後に身を寄せる当てがない。このため、比人妻との間に生まれた息子たちが日本のビザを取得した後、一緒に帰国する予定だ。男性は「早く日本に帰って久しぶりに温泉に入り、おいしいものを食べたい」と話すなど、望郷の念を日ごとに募らせている。