日本兵遺骨収集
[ 1544字|社会 (society) ] 有料佐賀県のNPO、米軍作成の地図や古老の証言を手掛かりにレイテ島で試掘開始
太平洋戦争中、約七万九千人の旧日本兵が戦死したレイテ島で、佐賀県の特定非営利活動法人(NPO法人)「戦没者を慰霊し平和を守る会」(永田勝美理事長)が九日、遺骨収集のための試掘を始めた。手掛かりは、戦死者の埋葬地を記録した米軍作成の地図や古老らの証言。試掘は十一日までの三日間で、初日は埋葬地に隣接する道路脇から歯の付いたあごなど人骨が見つかった。遺骨とともに、旧日本兵埋葬地と確認できる遺品などを見つけて、日本政府の遺骨収集団派遣につなげたい考え。