赤十字拉致
[ 962字|社会 (society) ] 有料犯人要求で国軍が再配置を開始。内部統制の乱れで人質解放に暗雲
ミンダナオ地方スルー州で起きた赤十字国際委員会(ICRC、本部スイス・ジュネーブ)の職員三人拉致事件で、国軍は二十日、犯人側が提示した解放条件に基づき部隊の再配置を開始した。しかし、犯人グループと接触を続けている比赤十字社のゴードン社長=上院議員=は、「犯人側との約束実現を阻止しようとする動きがある」として国軍内部の統制の乱れを指摘、人質解放実現に早くも暗雲が立ち込めている。