ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2009.3.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
鉄塔爆破で3時間停電
イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)とみられる反政府勢力が十六日、中部ミンダナオで配電用鉄塔を爆破、周辺集落が三時間にわたって停電した。MILFメンバーはマギンダナオ、北コタバト州境のダバオ・コタバト高速道沿い国家配電公社の鉄塔に爆発物を仕掛けて倒壊させた。同施設はマラウイ市の水力発電所からマギンダナオ、北コタバト両州の各町とコタバト市内へ電力を供給するライン。一帯は三時間の停電に見舞われた。
陸軍第六歩兵師団のポンセ中佐は「明白な破壊工作だ。MILFが電力会社を恐喝している事実を掌握している」と語った。これに対し、MILF側は「軍と警察は真の犯人を捜し出す捜査をすべきだ」と反論している。(18日・スター)