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「父が生きていれば」 僻地日系人集落を訪ねて(中)

(上)フィリピン日系人会のエスコビリャ法務担当から就籍通知を受けた羽渕セルヒオさん。(下)PNLSCの猪俣代表と言葉を交わす羽渕さん=9月、ジェネラルサントス市で竹下友章撮影

 ミンダナオ島最南・西ダバオ州ホセアバドサントス町から、海岸沿いに悪路に揺られること約3時間。南コタバト州に位置するジェネラルサントス市に到着する。先月中旬、ホセアバドサントス町で電気の通っていない日系人集落に太陽光装置を届けるプロジェクトを成功させたフィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)の猪俣典弘代表、フィリピン日系人会のヘレン・エスコビリャ法務担当らが次に向かったのは、同市にある高齢男性の住む家だ。その男性は、戦前ホセアバドサントス町に移住した日本人・羽渕清五郎の12人の子の一人、羽渕セルヒオさん(85)。ワークショップ実施1週間前のタイミングで、無国籍状態にあったセルヒオさんへの日本国籍への就籍が家裁から認められたため、この機会に合わせての就籍通知となった。通知を受けてセルヒオさんはこの日、二つの涙をこぼした。 (竹下友章)



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