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　中央銀行によると、今年６月末時点の市中銀行による住宅ローンや商業スペース購入向けの貸付額は２兆8000億ペソとなり、市中銀行の貸付全体に占める割合（不動産関連貸付比率）は19.92％で、３月末時点の20.31％、昨年末時点の20.17％いずれからも低下した。内訳は住宅ローンが１兆ペソで前年同月比8.9％増加したのに対し、商業スペース購入向けが１兆7000億ペソで同6.2％増加した。一方、不動産関連貸付に加えて不動産企業に対する出資や債権を含めた不動産関連貸付・投資総額は６月末に３兆1600億ペソとなり、前年同月比3.61％増加している。また、住宅不動産向け貸付の不良債権額は705億ペソとなっており、不良債権比率は6.76％と３月期に記録した同6.97％から縮小している。（９日・インクワイアラ―）