「超法規殺害の要因は政軍関係」 山根健至福岡女子大准教授
[ 1738字|社会 (society) ] 無料福岡女子大の山根健至准教授「超法規的殺害の構造的要因は政治と軍の関係」
福岡女子大の山根健至准教授(国際関係学)は20日、日本の人権NGO「ストップ・ザ・アタックス・キャンペーン」(SAC)主催のウェビナーで、フィリピンの「超法規的殺害」問題をテーマに講演を行った。その中で同准教授は、超法規的殺害が強権的統治を敷いたマルコス、ドゥテルテ両政権だけでなく、エドサ革命(2月政変)後の歴代政権でも行われてきたことに着目。民主化後も超法規的殺害が無くならない構造的要因を政治と軍の関係(政軍関係)から解説し、その制度化が進んでいるとした。