遺骨収集事業
[ 1457字|社会 (society) ] 有料盗骨被害続出のイフガオ州で、「収集協力は現金収入プログラム」と住民代表
ルソン地方東ミンドロ、イフガオ両州などで続発した人骨盗難事件と厚生労働省の戦没者遺骨収集事業の関連が指摘されている問題で、盗骨被害が多発したイフガオ州フンドゥアン町アバタンのバランガイ(最小行政区)議長が4月29日、マニラ新聞の取材に応じた。自身を含む多数の住民が、戦没者とみられる人骨と引き替えに協力費などを受け取ったことを認めた上で、「(遺骨収集事業への協力は)住民の生活向上につながる貴重な現金収入プログラムだ」と強調した。盗骨と遺骨収集事業の関連については、「遺骨は付近の山の中を探せば見つかる。(洞くつ墓地などから)人骨を盗んだことはない」と否定した。