ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 328字|2011.5.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
比イーグルが絶滅寸前
世界最大の猛禽(きん)類として知られるフィリピン・イーグルが絶滅の危機に瀕している。国際自然保護連合(IUCN)によると、ミンダナオ地方をはじめ、ルソン、レイテ、サマール各島には、180〜500羽の成鳥が生息していると推定されているが、森林伐採と密猟で絶滅の危機に瀕しているという。
比イーグル財団は、10年末以来、ミンダナオ地方で1メートル級の大ワシ4匹を保護したが、このうち雌ワシは、足の指2本がなかった。また、別の雄ワシは翼に傷を負っており間もなく死んだ。同財団では、ワシが密猟者が仕掛けたわなにかかってけがをしたとみている。同財団とIUCNは、保護法が機能していないとして政府に善処を申し入れている。(29日、ビジネスウィーク)