比人射殺事件
[ 2206字|社会 (society) ] 有料殺人容疑で拘束の日本人男性、「(被害者の)義子に恩をあだで返され許されなかった」
ルソン地方パンパンガ州サンフェルナンド市でフィリピン人男性(22)が射殺された事件で、国家警察に殺人容疑で拘束された日本人男性(60)=本籍・山口県=は十日夜、首都圏マカティ市内でマニラ新聞の取材に応じ、「幼少期から面倒をみてきた義子(被害者)と比人妻に収入源をすべて奪われ、どうにもならない状態へ追い込まれた。(義子に)恩をあだで返されたことがどうしても許せなかった」と事件当時の心境を語った。また、発生から拘束までの四日間については「自殺するつもりで海辺へ行った。銃口を何回か頭に当てたが、(実子で生後五カ月の)子供の顔が浮かんで引き金を引けなかった」と振り返った。