ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2006.10.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
農務長官人事
アロヨ大統領はこのほど、大学時代の愛弟子、アーサー・ヤップ氏を農務長官に復帰させたが、ミンダナオの農業関係者の間では、不意に更迭されたパンガニバン前長官を惜しむ声が高い。
イリガン市の農園主、イサベロ・ルナさんは「ミンダナオの多くの農業団体が今度の人事に懐疑的です」と言う。
北ラナオ州選出のディマポロ下院議員は、前長官がミンダナオ住民の動向を良く知っていたとして、「農業技術面でも知識が深く、役人にも農業者にも顔が広かった」と語った。同議員は国会任命委員会メンバーで、ヤップ新長官には厄介な人物だ。
前長官は大学を出ると、ラナオ州で農業技術者として働いたことがあり、ミンダナオ問題に力こぶを入れていたという。(26日・ブレティン)