ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2006.10.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
NPAが大量帰順
北アブサン州都、ブツアン市の目抜き通りで二十四日、参加者四千人近い大デモ行進が展開された。デモ参加者のうち二十八人が比共産党の元党員、五十五人が同軍事部門、新人民軍(NPA)の元ゲリラ、三十五人が同民兵、五百八十三人がシンパ。行進の後、プラサ市長はじめ市のお歴々や国軍幹部、住民仲間の見守る中で、あらためて国家に忠誠を誓った。
市北西部の複数バランガイ(最小行政区)で「バランガイ革命委員会」幹部たちを中心に「もう逃亡生活に疲れた」と集団投降したものだそうで、帰順者たちは口々にNPAの人民裁判や処刑、革命税の徴収などを非難した。第四師団長のベルビエト准将は、帰順者を昔の同志たちの復讐から守るように命じたという。(25日・ブレティン)