ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2005.8.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
薬物ボスに特別献立
セブ市で大がかりな覚せい剤密造グループを組織して香港でつかまり、引き渡しを受けた違法薬物犯罪の大物、カルビン・タンがセブ州立拘置所内で特別の献立を提供されるなど厚遇されていた。
ビサヤ地区行政監察局のカントン局長によると、オスメーニャ・セブ市長が自腹を切ってタンに特別食を振る舞っていた。「市とタンの間に何か約束でもあったのか。囚人は全員が平等な取り扱いを受けねばならない」と調査する意向を示した。ただし、タンが自分で食物を購入していたなら問題はないそうだ。
タン一味はセブ市内に三カ所の覚せい剤密造所と倉庫を設置したが、治安当局の手入れで総額十三億ペソの覚せい剤が押収された。タンは六月二十九日、香港で逮捕されていた。 (29日・ブリティン)