ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 330字|2005.5.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
バスケットボール
東ダバオ州タラゴナ町は二〇〇〇年、国軍とイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)部隊が激戦を演じた場所だが、四月二十二日、両軍は再び楽しく激闘した。
地元カトリック、イスラム両平和団体が主催して、国軍第六七歩兵大隊と地元MILF戦士とのバスケットボール試合を実現させたのだ。町立体育館には多くの観客が集まった。結果は国軍側の大勝らしいが、公表されなかった。夕方には同じ場所で「平和音楽会」も開かれた。両軍兵士が町民と一緒に楽しんだ。
肝いり役のブンジー・ブラオン同町青年評議会連合会長は「町民はもう、戦争に飽き飽きしているのです。今回の試みはキリスト教徒とイスラム教徒の融和に向けての長い旅の始まりでしょう」と語った。(4月26日・ブリティン)