150年前の聖像が盗難
[ 305字|2003.4.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
セブ州オスロブ町にある教会で聖木曜日の十七日、洗礼者聖ヨハネの聖像が何者かによって盗まれた。この聖像は、百五十年前の一八五三年に教会が建てられたときにスペインから持ち込まれた。
国家警察オスロブ署の調べでは、聖像はイマキュレート・コンセプション教会の洗礼場にあった。教会の窓の鉄柵が破られており、犯人はここから侵入したとみられる。また、洗礼場の鍵をかけ忘れていたという。聖像の大きさは百二十センチで比較的大きいため、複数での犯行と思われる。
セブ州では昨年から聖像の窃盗事件が多発しており、セブのビダル大司教は教会の警備強化と、高価な聖像などを大司教区に預けるよう指示を出していた。(22日・ブリティン)