ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2003.4.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ダバオ川で魚が大量死
ダバオ市を流れるダバオ川で二十一日、合計約千匹の川魚が死んで浮いているのが発見された。これまで大量死は海にほど近い下流部で起きていたが、今回は上流部のティガット、マンドゥグ、バカカ地区で確認された。
同市のウンガブ議員など環境派議員は、有毒物質を含んでいる可能性があるため食用を避けるよう勧めているが、既にコイやナマズ、ウナギなどの死魚を食べたり、売ったりした周辺住民もいるという。
十九日夜の大雨のあと、水面でもがく魚を見たとの報告や、川面に白い物質が浮いていたという情報もある。
市当局は現地の水を調査。「有害物質が検出された」と述べたが、正式な発表は環境省や漁業水産資源局などの調査を待つ。 (22日、サンスター)