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　国際協力事業団（ＪＩＣＡ）の調査で、フィリピンにおける海難事故の半数近くが、転覆や沈没など船の安定性の問題に起因するものであることが十三日までに分かった。客を多く乗せるために船を改造したり、貨物を積み過ぎたりするのが原因とみられる。日本の無償援助、約一億八千万円を活用し実施されているＪＩＣＡの船舶検査能力向上プロジェクトでは、関連データを収集して船の安定性を計算し、安全かどうか判定できる装置を比海運庁に供与。安定性の悪い船は運航させないよう、検査制度化を同庁に働き掛けている。