ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2003.7.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
フィリピンワシ捕獲
フィリピンワシ財団はこのほど、南アグサン州シバガット町で住民に捕獲されたフィリピンワシの雄の幼鳥を保護した。この幼鳥は子ブタのおとりにおびき寄せられて捕獲されたもので、右翼をねん挫していた。幼鳥はフィリピンワシ・センターでX線検査や治療を受けている。同ワシは世界で最も珍しい鳥五十種に数えられ、推定生息数一千羽の絶滅危ぐ種。
同センターは人工ふ化させるなど現在三十一羽を飼育している。センター運営は寄付頼みのため、資金不足が悩み。ただし、保護を訴える広報活動の成果で住民意識に変化がみられるという。
六月には、サランガニ州の浜辺で別のワシを漁民が保護、手当てした後、環境天然資源省に引き渡した。 (10日・インクワイアラー)