ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2003.7.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
先生4千人、失職中
教育課程を出て地元の教員試験に合格した約四千人の有資格者がミンダナオ地方西部で教職に就けないでいる。教育省西部ミンダナオ事務所のアルバル所長が明らかにした。
同所長は高校卒業生に教育課程に当面、進学しないよう勧告している。これは初等、中等教育課程での就職が保証されないためで、原因はアロヨ政権が国家予算に占める教育予算の割合を低下させているためという。貧困に打ちひしがれ反政府勢力に浸透された地域では、就学児童数がいかに増加しても教員の数は減らされている点に問題があるという。
同地方西部には南北サンボアンガ州、サンボアンガ、イサベラ各市など八地区で学区制があるが、同所長は、本年はいずれも最悪の年としている。(10日・ブリティン)