ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2003.7.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
旅行者への影響考慮を
国内の複数旅行業者団体は九日、セブのリゾートホテルで行われた会合で、包括的たばこ規正法の施行を差し止めるよう内務自治省に申し入れた。レストランや空港などでは完全に分煙が求められることなどから観光客誘致に水を差す恐れがあるため。
六月に同法が成立して以来、すでにダバオ市では会議やゴルフ大会のキャンセルが相次いでいるという。新しい禁煙条例の運用が始まったマカティ市では、旧条例と比べ強化された罰則や内容にバーやホテルなどが「客離れを招き結果的に市税収が落ち込む」と市の政策を強く非難しているのが現状。
業者団体は「禁煙条例を制定する場合、旅行業や飲食店などへの影響を考慮して欲しい」と話している。(10日・ブリティン)