「比日文化理解に不朽の功績」 宝冠白蝶章・サニエル博士死去
[ 1493字|社会 (society) ] 無料フィリピンにおける日本研究の大家であるホセファ・サニエル博士が死去。享年98歳。比日理解に多大な貢献
比での日本研究の第一人者で、宝冠白蝶章(1986年)受章者のホセファ・サニエル博士が昨年12月21日に死去していたことがこのほど分かった。享年98だった。同博士は戦争の傷跡がなお生々しい時代に日本研究の道を志し、戦後日本企業の経済進出のため新たな反日感情が噴出した70年代を含め、世界的に引用される研究を次々発表したほか、旧フィリピン大アジア研究所(現アジアセンター)の所長などを歴任。日本研究をフィリピン大大学院の学位プログラムに発展させるなど、比での日本研究・教育をけん引した。