「亡き父の足跡を」 残留日本人2人が故郷へ
[ 2025字|社会 (society) ] 無料残留日本人2世の金城マサコさん(80)とアカヒジ・サムエルさん(81)が父の故郷沖縄を訪問へ
![涙を浮かべながら戦後の経験を振り返る金城さん(左から2人目)とアカヒジさん(同3人目)=13日、午後3時ごろ、首都圏マニラ市PNLSC事務所で竹下友章撮影](/image.php?file=274357l.jpg&pass=c8deff1ce0b153a5d62f628e30f76e55)
NPO日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)は13日、現在無国籍状態となっている残留日本人2世の2人が、日本人である父親の故郷の沖縄県を訪ねるに当たり、会見を開いた。今回の一時帰国事業で帰国するのは、戦前にダバオ市で理髪師として働いていた日本人父の子である金城マサコさん(80)=比名ロサ・アンティプエスト=と、パラワン州で漁師をしていた日本人父の子であるアカヒジ(赤比地)・サムエルさん(81)。10月末に行われた沖縄での調査や沖縄ダバオ会の協力・地元メディア報道により、名乗り出た親族らと沖縄で面会する予定だ。