次期統一選
[ 1635字|政治 (politics) ] 有料本命不在の大統領選で候補者選びに戸惑う有権者。期待と失望が交錯
次期統一選(5月9日投開票)の選挙期間が10日スタートし、フィリピン全土が選挙ムード一色に染まり始めている。大統領選の有力候補はビナイ、ポー、ロハス、ドゥテルテの4氏。しかし、「一馬身」抜きん出ている本命不在の中、有権者の間では早くも候補者選びに戸惑いの声が広がっている。次期政権への期待を問うと「汚職撲滅」と「経済成長」といった従来通りの政策強化を求める声が上がる一方、「誰に投票しても変わらない」といった失望感も聞かれる。国民の多くを占める貧困層と中間層に焦点を絞り、首都圏の有権者15人の声を拾った。