ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2016.1.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
西部ビサヤ地方のイロイロ国際空港で12月18日、タクシー運転手のアンセルモ・ナバさん(53)は比人海外就労者(OFW)とみられる大きな荷物3個を持った男性客を乗せた。客は助手席に座り、荷物は後部座席やトランクに。40キロ離れたイロイロ州の町まで客を送ったアンセルモさんは、後部座席にバッグが置き忘れてあるのに気付き、タクシー会社に届けた。バッグを開けると現金30万ペソが入っており、びっくり。その後、連絡が入り、現金は無事落とし主に戻った。
アンセルモさんの稼ぎは1日約500ペソと厳しいが、他人に迷惑をかけさえしなければ、貧乏は恥ずべきことではないと子供に言いきかせているという。正直者運転手には1万ペソが贈られた。(9日・インクワイアラー)