補助金流用疑惑
[ 984字|社会 (society) ] 有料抗議集会に6万人参加し、「ポークバレル」と呼ばれる裁量的予算の全廃訴え
汚職の温床とされる優先開発補助金(PDAF)など、「ポークバレル」と呼ばれる裁量的予算の全廃を求める集会が26日、首都圏マニラ市リサール公園であった。参加者は約6万人(国家警察発表)で、2010年6月のアキノ現政権発足後では最大規模の抗議集会となった。しかし、主催団体側が掲げた「100万人集会」には遠く及ばず、ラシエルダ大統領報道官は同日午後、「100万人か6万人かは別にして、われわれ(集会参加者と政府)は反汚職、ポークバレル廃止という意味で同じ側にいる」と述べ、現政権の進める汚職対策が国民に支持されていることを強調した。