国軍不正蓄財裁判
[ 1055字|社会 (society) ] 有料最高裁、罪状減軽を柱にした司法取引を差し止めて、下級審に審理中止命令
アロヨ前政権下の在任中、約3億ペソを不正に蓄財したなどとしてガルシア元国軍参謀次長が略奪罪などに問われた裁判で、最高裁は3日の仮処分命令で、略奪罪から汚職罪への罪状減軽を柱にした司法取引の効力を一時差し止めた。その上で、公判先の公務員特別裁判所に対し、司法取引に沿った審理を一時中止するよう命じた。今後、最高裁は司法取引の是非について審理を続け、「取引無効」との判断が出た場合、同元参謀次長は、最高で終身刑が科される略奪罪に再び問われることになる。