外資最低資本で対立 20万ドルか100万ドルか
[ 971字|経済 (economy) ] 無料小売自由化を巡る上下両院それぞれの法案で最低払込資本金額が大きく違う事態に
フィリピン国内の小売業に対する外資規制を定めた小売業自由化法(2000年制定)を改正する議会上下両院の各法案が通過したが、外資による最低払込資本金をめぐる条項で上院法案が100万ドルとなっているのに対し、下院法案が20万ドルまで引き下げており、規制緩和のトーンが両院で大きく異なっている。外国人商工会議所連盟(JFC)が「下院法案を支持する」との書簡を上下両院に提出する一方、国内の小売業者組合などは上院法案支持を打ち出しており、国内外の資本家や中小零細企業を巻き込んだ論争となりそうだ。