原発新設案
[ 1912字|政治 (politics) ] 有料電力事情の悪化受け、バタアン原発以来、約35年ぶりとなる原発新設案が急浮上
首都圏やミンダナオ地方で配電調整(計画停電)が続く中、1976年のバタアン原発(凍結中、発電能力620メガワット)着工以来、約35年ぶりとなる原発の新規建設案が急浮上した。アロヨ現政権は原発新設で、今後一層の深刻化が予想される電力不足を軽減させたい考え。しかし、マルコス政権末期の84年に完成し、86年発足のアキノ政権下で凍結されたバタアン原発同様、政権末期に浮上した新原発建設案は、次期大統領選(5月10日投開票)の結果次第で再凍結される可能性がある。