ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2010.3.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
救出の中国人死亡
イスラム過激派、アブサヤフとみられる武装集団に拉致され、3カ月半ぶりに救出された中国人作業員が救出から3日後の1日、腎機能障害で死亡した。昨年11月、バシラン州の建材工場から中国人作業員2人と比人1人が武装グループに拉致された。その後、アブサヤフとみられるグループが身代金を請求。比人作業員は交渉が決裂して首をはねられ殺害された。
残る中国人作業員2人は2月26日、同州スミシップ町で3カ月半ぶりに救出された。うち1人は脱水症状がひどく病院で手当てを受けていたが、救出3日後の1日、腎障害による合併症で死亡した。27日には、アブサヤフとみられる武装集団が、同州マルソ町で子ども4人を含む民間人12人を殺害した。(3日・インクワイアラー)