国籍法被害者の会
[ 1543字|社会 (society) ] 有料「嫡出子の国籍喪失定めた国籍法は不当」として在留邦人有志が被害者の会結成
フィリピン人と結婚した比在住の日本人男性らがこのほど、嫡出子(婚内子)の日本国籍喪失を定めた日本の国籍法規定は不当かつ不平等として、「国籍法十二条被害者の会」(石山博美会長)を立ち上げた。「わが子の日本国籍喪失」という、同様の問題を抱える在留邦人に会への参加を呼び掛けるとともに、署名活動などを通じて日本政府に同法と戸籍法の改正を求める。在比約二十八年の石山会長(70)は「親の過失で子どもの国籍がはく奪された。子に罪はなく、このままでは死にきれない。必要ならば日本国内での提訴も検討したい」と話している。