ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2009.6.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マグロ輸出が首位に
比の輸出産業が低迷する中、国家統計局の最新データによると、マグロ関連製品が最近、輸出品目の中で首位に躍り出た。缶詰を主体としてマグロ製品の輸出は二〇〇八年第一・四半期で一千五百六十九億ドルに達した。主な輸出先は米国、欧州、日本。
比海洋マグロ協会によると、マグロ製品輸出の拠点は「マグロの街」とも呼ばれるジェネラルサントス、そしてダバオの二市。比でのマグロ水揚げ量は一九七〇年代にはわずか一万トン台にとどまっていたが、九〇年代に入ると新漁法の導入で三十万トン台を記録。水揚げ量はその後も順調に拡大、二〇〇三年には四十八万三千トンと五十万トンの大台入り間近となった。輸出の大半は缶詰で、今後も増加が期待されている。(27日・サンスター)