検証1・不正受発注疑惑
[ 1682字|社会 (society) ] 有料大統領らの不正を暴露したロサダ氏一家は生活一変。武装警備員が24時間警護
政府ブロードバンド網構築事業(NBN)=総事業費三億二千九百万ドル=をめぐる不正受発注疑惑で、アロヨ大統領やアバロス前中央選管委員長らの裏工作を暴露して、一躍「時の人」となった前比森林公社総裁、ロドルフォ・ロサダ氏(46)。ロサダ夫妻と子ども五人の生活はその後、一変した。政権に盾突いたばかりに振りかかってきたさまざまな圧力。生活拠点は同氏を当初から支援してきたカトリック教会の高校宿泊施設(首都圏サンファン市)へ。ロサダ氏は現在も上院の拘束下に置かれており、銃を持った警備員に二十四時間、警護される生活が十カ月目を迎える。