円借款事業
[ 1387字|社会 (society) ] 有料日系企業、発覚後に資材など変更。工費増額分に計算ミスで生じた「余剰」充当
日本の政府開発援助(ODA)で進められた幹線道整備事業で、日系コンサルタント企業の片平エンジニアリング(本社・東京都文京区)が建設資材の算出法を誤り、工事費が約一億一千四百七十万ペソ(約二億三千六百万円)増額した問題で、計算ミス発覚から約一年後の二〇〇七年五月、道路建設の資材と工法が大幅に変更されていたことが十八日、分かった。変更の結果、計算間違いで生じた「余剰工事費」は、新たに増えた資材費などに充当されていた。