パシッグ川フェリー
[ 1272字|社会 (society) ] 有料パシッグ川のフェリーが燃料急騰で運航便数を半減。底値見えず経営難航
渋滞とは無縁の交通手段︱︱を売り物にスタートしたパシッグ川フェリーが今、存続の危機に直面している。二〇〇七年三月の運航開始時に比べ、燃料として使う軽油の価格が二倍以上に急騰し、運航便数は最盛時の一日四十四便から五割以上にまで削減された。乗客数も昨年十二月の一日平均四千八百人をピークに、現在は同約二千人に低迷するなど、赤字経営が続いている。燃料費の底値が見えない中、経営陣は文字通りの難しいかじ取りを迫られている。