ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2008.7.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
NPAと直談判
ミンダナオ全島で比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)の武力活動が激化しているが、ドゥテルテ・ダバオ市長は十七日、NPA幹部に対して、同市を攻撃しないよう直談判した。側近の発表によると、同市長は自ら、市内マヌエル・ギアンガ・バランガイ(最小行政区)のカフサヤン集落まで行き、NPA側幹部と話し合ったという。同集落では地元指導者が最近、自宅で殺害されたばかり。また、ダバオ市ラサンの産業団地では十二日、NPAとみられる武装集団が国軍部隊を攻撃するなど、市内山間部での戦闘が激化している。国軍ダバオ守備隊の「タスク・フォース・ダバオ」や国家警察は市民に対してNPAの動きに警戒するとともに軍警作戦への支援を要請した。(18日・サンスター)