SARS余話
[ 1254字|社会 (society) ] 有料政府の政策には、いかにもフィリピンらしい珍案、迷案が続々
国内で四人目の新型肺炎(SARS)感染者が疑われるなど、フィリピンでもSARS禍がじわりと浸透している。これまで空港、港湾など水際での検疫態勢を強化したり、ルソン島北部パンガシナン州にある国内死者二人の出身バランガイを隔離したりと、政府はSARS封じ込めに正攻法で取り組んできた。一方、首を傾げたくなるようなヒステリックな珍策、「迷案」の提起も相次いでいる。街角や公共の場で、うっかり咳(せき)も出来ないほど市民が神経質になっているのは確か。比ならではのSARS対策に絡むこぼれ話を拾ってみた。