ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2003.5.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ピキットに保健センター
今年二月の国軍とイスラム急進派、モロイスラム解放戦線(MILF)との戦闘で疲弊した北コタバト州ピキット町に保健センターが造られることになった。四月末、アロヨ大統領が厚生省関係者に速やかな建設を指示した。同保健センターは住民の健康問題に対応、巡回医薬チームから必要な薬品などの支給を受けることになる。
同省地域事務所によると、二月のブリオクス・コンプレクスでの戦闘の後、ピキット町では少なくとも七百八人が下痢、百八十四人にはしかの症状が出たという。環境の悪化によるものと同事務所の医師はいう。住民が収容された避難キャンプのトイレは水不足などで機能せず、また排水、ごみ、不衛生な害虫、ネズミなどの悪環境が指摘されている。(28日・ブリティン)