無許可で遺骸掘り出した霊園関係者ら告訴
[ 341字|2024.11.02 ]
首都圏マリキナ市の環境保健衛生課などはこのほど、無許可で多数の遺骸を埋葬地から掘り出しそのまま放置していたとして同市内の公立霊園「バランカ・セメテリー」の管理責任者や関係者ら6人を大統領布告令違反容疑で同市検察局に告訴した。同霊園は再整備事業を行っていたが、テオドロ市長が埋葬地に埋められている遺骸を掘り返したりしないよう命じていた。しかし、同市当局者が霊園に視察に入ったところ、多数の遺骸が掘り返されて麻袋に入れられたまま空き地の一画に放置されていることが判明した。大統領布告令856号では、遺骸を無許可で掘り出したり、きちんと再埋葬しない行為を禁じている。テオドロ市長らは霊園関係者らの刑事責任を問うだけでなく、行政処分にもかける意向を示している。(1日・ピリピノスターガヨン)