クリスマス合唱隊に1500万ペソのノルマ
[ 306字|2024.10.25 ]
人身売買や未成年女性らに対する性的暴行などの容疑で教祖のアポロ・キボロイ師らが逮捕された新興教団「イエス・キリストの王国」の元幹部が23日、上院の公聴会で証言し、毎年12月にはミンダナオやビサヤ地方の子どもたちのグループを複数組織してルソン地方各地でクリスマスキャロリングを行うよう指示されたと明かにした。募金も1カ月間で1500万ペソを集めるノルマが課されていたという。子どもたちは休学させられたり人身売買で集められ、首都圏やルソン地方の主要都市を巡回し1カ月にわたりクリスマスソングを歌わせたという。クリスマス終了後も菓子類の路上販売に子どもたちを駆り出したと元幹部は涙ながらに証言した。(24日・パンマサ)