「日刊まにら新聞」ウェブ

中央銀行は27日、今年８月半ば現在の総外貨準備高が142億ドルに達したと発表した。1998年12月末の108億ドルに比べ31.7％増加し、過去最高となった。同額は、4.2カ月分のモノとサービスの輸入額に相当する。①中銀が年初以来、28億ドル規模のドル買い介入を行った②政府が、国際市場で新たに３億ドル相当の国債を発行した——などが増加の要因。一方、総外貨準備高から中銀の短期債務を差し引いた純外貨準備高は111億ドルで、国際通貨基金（ＩＭＦ）との取り決めである目標額90億ドルを22億ドル上回った。